トップカンパニーで働く先輩たちに聞く!
そもそも、インターンシップって何?
「インターンシップ」って、どんなことをするの? 一体、何のために参加するものなんだろう? そんな疑問を持っている人も多いかもしれない。そこで今回は、トップカンパニーで活躍する先輩たちに、過去の体験談と、インターンシップ参加を有意義なものにするコツを聞いた。
グローバル企業ネスレの日本法人であるネスレ日本。1913年の創業以来、100年以上にわたり、飲料や食料品、菓子、ペットフードなどの製造・販売を通じ、人々の健康や生活の向上に貢献している
課題に対する論理的な解を導くことが苦手ではない私は、チャンスがあれば進行役を率先してやるタイプ。今回も前のめりな姿勢で参加し、もちろん個人の発表に自信を持っていました。しかし、メンバーから寄せられたのは、惨憺たる言葉でした。「理論的には正しいし発表もうまい。でも、一緒にはやりたくはない」厳しい意見をもらう一方、多くの賛同を得る発表もありました。「10年後、社会インフラとなり得るサービスにしたい」という意思のある言葉や、具体的な企画をメンバーは語っていました。その発表を見て、“人を巻き込む熱量”が私には足りないと、強く実感できました。ある意味、調子に乗っていた私にとって、仕事とは何か?を深く理解できる良い機会となりました。
現在、私はオフィス向けのコーヒー事業である「ネスカフェ アンバサダー」のマーケティングを担当しています。「ネスカフェ」ブランドの一端を担い、その価値を世に発信していくことがミッションです。全国に向けた大規模なPR活動は、多くの人々の協力無くしては絶対に成功しません。目標を達成するために、綿密な計画を練ることは大前提。10年、20年後、ネスレの製品やサービスが日本でどのような存在になるべきかを徹底的に考えます。そして全国の老若男女に愛される商品になるというゴールを描き、伝播していきます。このような仕事のスタイルを確立できたのも、インターンの経験があったからこそ。仲間と本気で意見をぶつけあい、シビアな言葉も聞けたことで、会社が大切にしている“仕事における価値”に気づくことができたのだと思います。終盤に近づくにつれ、本音が飛び交う熱の入った場になります。だからこそ、最初から本音全開で臨んでください。私のように人生の転機をつかむ学びを得られるかもしれません。