大規模な人口変動やITの普及による人々のライフスタイルの変化に伴い、食品メーカーは新たなサービスの形が求められています。
総合食品飲料企業として100年以上の歴史を築いてきたネスレ日本は、その流れにいち早く対応し、IoTを活用して高齢者の見守りもできる次世代のコーヒーマシンを開発するなど、常に時代の先を進んできました。
そうした業界の変化に対応していけるのは、先を見越し、顧客が抱える問題を発見し、解決しようとすることができる方。さらに、そのゴールに向けてプロジェクトを力強く牽引できる方です。
そのため今回のインターンシップでは、複数人でチームを組み、これからのネスレを作るというグループワークに挑戦していただきます。
インターンシップは大きく分けて、ビジネスを創造するコースと、製造プラントを設計するコースの二種類を用意しています。
前者では4~5名のチームでグループワークを実施。「ネスレができる新しいサービスを企画する」というテーマのもと,
「どこで、どんな人に、どのように提供するのか」などを緻密に設計する。世の中のインフラになり得るような、新たなサービスの実現に向けて、チームで討議を重ねていきます。
一方、後者のコースは約5日間、チームで新たな工場プラントの設計を行っていただきます。人員数や設備の配置など、過去の事例を参考に、求める性能の実現に向けて設計案を作り込んでください。最前線で活躍する技術者にプレゼンテーションし、現場さながらのシビアな指摘を受けながら、とことん精度を高めていただきます。
二つのプログラムに共通して言えるのは、チームとなった仲間の知識と思考力を重ね合わせ、全員の力を結集すること。一人では成功し得ないゴールを導くために、テーマについて徹底的に考え、意見をぶつけ合い続けるというタフな内容となっています。
新たなビジネスやプラントを企画することは、正直、学生の皆さんにとっては、難易度が高すぎるかも知れません。
世界各国に普及するようなネスレの新サービスを生み出していくこと。日本中の老若男女全ての方に喜ばれるものを企画することは、一筋縄ではいきません。今までの100年を超えるこれからの100年について、頭がヒリヒリするほど想像し続ける。そうした密度の濃い時間を過ごすことで、ビジネスに対する感度を飛躍的に高められるでしょう。
また、その生産ラインを築くというプラント設計も同様です。最先端の技術を盛り込みながら、次世代に繋がる大規模インフラを形作っていくという他社では絶対にできない経験ができます。
現場で活躍する業界のプロと対等な立場で意見をぶつけ合う日々を通して、ネスレとは?、ネスレで働くこととは?など、実際にネスレに入社したかのような体験となることは間違いありません。
型にはまらず、常に変化を求める老舗企業という稀有な環境に触れることで、仕事に対する新たな視点が身に付くでしょう。