インターンシップ参加×セルフチェックで準備する
「自分らしく働く」の始め方
「自分らしく働く」って素敵だけど、そもそも「自分らしく」って何だろう?働く上で自分が大事にしたいことは何なのか、何のためなら頑張れるのか、何に喜びを感じるのか……インターンシップを通して自分のことを深く知るための方法や、先輩たちが就職後に知った「自分らしく働く」への答えを紹介します。

自分の考えをありのままに発信でき
働きやすい環境を自らつくれること

マーケティング
エグゼクティブ ポートフォリオ
自分らしく働くとは、自由に意見を発信し、ベストパフォーマンスを発揮できる環境を自らつくっていけることだと思います。マーケティング職は複数のタスクを同時進行するため、業務を効率的にこなすことが求められますが、私は会議の合間など短い時間で、製品コンセプトやプレゼンテーション資料をまとめるのが得意ではありません。一方、十分な時間をかけて考えれば、質の高い成果を生み出せる自信があるため、一つのタスクに集中できる時間を意図的に確保し、効率的に業務を進められるようスケジュールの取り方を工夫しています。
自分らしい働き方とは何かを意識するようになったのは、フィリップ モリス ジャパン(以下、PMJ)が、若手のうちから責任ある仕事を任せてくれたからです。特に印象深いのは、入社2年目に入って間もない時期に担当した『IQOS』専用たばこスティックの新製品企画でした。製品名やパッケージデザインがまだ決まっていない段階から、製品のコンセプト作りに携わり、ターゲット選定、販売戦略の考案、さらには市場調査も含めた一連のプロセスを担当しました。このように、製品が市場に出るまでの一貫した流れを手掛けるという難題を与えていただいたことで、どうすれば自分のベストを発揮できるのか、おのずと模索することができました。
プロジェクトを推進する主体性に加えて、時代の流れを読み取り最適解を探し出す力も求められるのが、この業務の難しさです。現在、たばこ業界を取り巻く環境や消費者の購買傾向は目まぐるしく変化し続けています。そのため、常に市場動向や法規制に目を向け、データ分析や消費者の声をもとに柔軟に戦略を練る必要があります。さらに、私は喫煙者ではないため、味の違いなど繊細な感覚を理解するには、喫煙者の意見を直接聞くことが欠かせませんでした。このように、製品が世に出るまでの過程には多くの困難があるからこそ、ようやく消費者の手に届いた瞬間には大きなやりがいを感じます。また、「煙のない社会」という業界でも革命的な企業ビジョンを掲げるPMJでは、特定の製品を通じて、紙巻たばこから加熱式たばこへ切替えた消費者の人数がデータで可視化されます。自分の仕事が、喫煙者の健康リスク低減につながっていることを実感できるので、誇らしい気持ちになりますね。

一人ひとりのベストな働き方を
尊重する文化が根付いている
PMJには、働く時間や場所を社員が自由に選べる『スマートワーク制度』があります。この制度は単なるかたちだけのものではなく、社員一人ひとりの多様な働き方を尊重するカルチャーが組織全体に浸透している点が特徴的です。例えば、落ち着いた環境のほうが仕事をしやすい人は自宅で働き、対面でのコミュニケーションが効率的だと感じる人は毎日出社しています。また、子育てにも全力を注ぎたいという理由で、特定の時間帯を家族のための時間として確保し、仕事の予定を一切入れない社員もいます。上司も家庭との両立を尊重し、その時間帯には基本的に連絡を入れません。
こうした先輩たちの姿を見て、私も働き方で大切にしたいことは積極的に発信するようになりました。自分の価値観やライフスタイルを上司や同僚に知ってもらえれば、自分らしい働き方が実現しやすくなるはずです。キャリア形成においても同様に、興味のある分野やキャリアビジョンを率直に伝えてみることをお勧めします。そうすれば、海外駐在や希望部署への配属といったチャンスをつかみやすくなるはずです。PMJには、個々の考えや希望を尊重し、サポートしてくれる頼もしい仲間がいます。このように、社員一人ひとりの意思がしっかりと受け止められ、後押しされる環境であれば、自分らしく働くことができるのではないでしょうか。
制作担当/高橋裕汰
自分の価値観を知るために
インターンシップで確認すべきこと三つ
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1
どのような体制で
業務を進めているのかチームで協力しながら取組むのか、個人がリードして進めるのか。自分に合う仕事の進め方は人それぞれ。PMJのインターンシップでは、社内で進行中のリアルなプロジェクトに参画する中で、自分の志向を再認識できます。
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2
若手社員の成長に対して
どのように向き合っているのか失敗を糧に学ばせる会社もあれば、一歩ずつ着実に育てる会社もあります。現場社員の学生に対する向き合い方を通して、どのような成長環境が自分にフィットしているのか見極めることができるかもしれません。
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3
その仕事にやりがいや
意義を感じられるか社会に出れば、多くの時間を仕事に注ぐことになります。だからこそ、やりがいを感じられるかどうかは真剣に考えてください。やりたいことが明確に決まっていない方は、経歴や人生観が似た社員と話してみるのもよいでしょう。