2025/6/19 更新 就活コラム
■面接で他の学生と差別化をするためのコツは?
・「エピソードの切り口」を「あなたならではの視点」で語り個性を出す!
・「スキル」と「価値観」の両方をセットで伝える!
・「企業の志向性」と「自分の特性」を結びつける!
「自分だけの強みって何だろう……?」「どの就活生も似たようなことを言っている気がする……」
面接の準備をしていると、誰もが一度は感じるこの不安。
特に説明会やグループディスカッションで周囲の学生と話した後、
「みんな優秀で、どこか自分と似ている」と感じ、焦りが募る人も少なくありません。
では、どうすれば面接で他の学生と差別化し、自分だけの価値を印象づけることができるのでしょうか?
企業の面接官は、限られた時間で何十人もの学生と会います。
そのなかで印象に残るのは、「その人らしさが明確で、かつ企業との接点が感じられる学生」です。
つまり、差別化とは単に“変わっている”ことではなく、
「その人ならではの強みや経験」が「企業が求める人物像」と重なること。
これを意識しているかどうかで、内定への距離は大きく変わります。
よくある失敗事例:「いいことは言っているけど、記憶に残らない」
たとえば、
「私はチームで協力する力があります。サークルでイベント運営を頑張りました。」
は一見、問題のない回答に見えます。
しかし、「協調性」「頑張った」「サークル活動」というワードは、他の就活生も口にしていることが多く、面接官には印象に残りにくいのが現実です。
これは言い換えれば、「他人と同じ言葉を使っているため、差が出ない」のです。
差別化に最も効果的なのは、自分だけが語れる具体的なエピソードです。
特別な経験である必要はありません。アルバイトでも、ゼミでも、日常の小さな気づきでもOKです。
大事なのは、「あなたならではの視点」で語れているかどうかです。
差別化において重要なのは、スキルと価値観をセットで語ることです。
どれだけユニークな経験があっても、企業が求める方向性とずれていれば意味がありません。
そこで重要になるのが、「企業研究」×「自己分析」の掛け合わせです。
面接で印象を残すために必要なことは「他人と比べる」のではなく「自分の深掘り」です。
差別化とは、他人と比較して優れていることを探すことではありません。
むしろ、「自分がどんな環境で力を発揮する人間なのか」「なぜその選択をしたのか」
を深く言語化することが本質です。
面接官が見たいのは、「この人と一緒に働いたら、どんな価値を生み出すだろう?」という未来です。
その未来を想像させる材料を、あなたの言葉で丁寧に語れるかどうか。そこに差が出るのです。
差別化のカギは“個別具体”にあります。
あなたにしかない経験、あなたなりの価値観、それを伝える言葉を磨いていきましょう。
他の誰かになる必要はありません。あなたらしさこそが、最大の武器です。
文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
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