2025/6/9 更新 就活コラム
内定選びで後悔しないために聞くこととは…
・仕事内容・配属先を聞く
・教育制度・キャリアパスを聞く
・評価制度・昇進スピードについて聞く
・社風・働き方を聞く
・離職率・社員満足度を聞く
内定が出ると、多くの就活生は「やっと終わった…」という安堵感に包まれます。
ですが、そこで安心しきってしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクも高まります。
本当に大切なのは「どの内定先を選ぶか」を慎重に見極めることです。
今回は、そのために事前にヒアリングしておくべき情報、そして説明会や面接官に聞ける具体的な質問例を紹介します。
入社後にミスマッチを感じるケースは非常に多いです。よくあるパターンは次の通りです。
「思ったよりも仕事の自由度がない」「成長できると思ったのに、実際は単純作業ばかり」
「人間関係が想像以上にドライだった」「福利厚生は充実しているが、仕事にやりがいが持てない」など、
これらはすべて、事前に聞くべきことを聞けていれば防げたかもしれない後悔です。
特に説明会や面接の場は、企業の「公式な顔」を見せる機会でもあり、
うまく質問を工夫しないと、本音の部分にたどり着けないこともあります。
だからこそ、「聞くべきこと」を明確にし、「どんな質問をするか」を戦略的に考えることが非常に重要なのです。
では、どのような情報を事前に確認すべきでしょうか?ポイントは以下の5つです。
自分がどんな業務を担当するのか、配属はどう決まるのか。
新卒は総合職採用が多いですが、配属によって仕事内容が大きく変わることもあります。
入社後にどんな研修があり、どのような成長機会が用意されているのか。
また、5年後・10年後にどんなポジションを目指せるのかも重要です。
どのような基準で評価されるのか。年功序列か成果主義か。
「頑張っても評価されない」環境は、モチベーション低下につながります。
上司や同僚との距離感、意思決定のスピード、チームワーク重視か個人主義か。
また、リモートワークの可否やフレックスタイム制度など、働き方も要チェックです。
あまり説明会では話されないですが、可能なら「若手社員の離職率」や「社員満足度調査の結果」についても探れると理想です。
社員インタビューやOB・OG訪問の場で自然に聞き出しましょう。
【説明会・面接で使える質問例】
では、これらの情報をどう引き出すか。
直接的すぎると失礼にあたる場合もあるので、自然な形で聞ける質問例を紹介します。
【仕事内容・配属について】
「1年目に任される業務について、具体的に教えていただけますか?」
「配属部署はどのように決まりますか?本人の希望はどれくらい反映されますか?」
【教育・キャリアパスについて】
「新人研修の内容や、若手社員のキャリア支援制度について詳しく知りたいです」
「5年後、10年後に活躍している社員は、どのようなキャリアステップを歩んでいますか?」
【評価制度・昇進について】
「成果はどのように評価されるのでしょうか?具体的な評価項目などがあれば教えてください」
「早期にリーダー職を目指すために必要なスキルや行動は何でしょうか?」
【社風・働き方について】
「チームで仕事を進めることが多いですか?個人の裁量が大きいですか?」
「社員同士のコミュニケーションの雰囲気や、上司との距離感について教えてください」
【離職率・満足度について】
「若手社員の定着率や、職場の満足度調査についてお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「最近、社員の働き方や福利厚生で改善された点があれば教えてください」
「こんなこと聞いていいのかな」と思う質問ほど、実は後悔を防ぐカギになります。
相手をリスペクトしながら、知りたいことはきちんと聞く。
それは「自分の未来に責任を持つ姿勢」であり、採用側からも好印象に映ることが多いです。
焦って決める必要はありません。納得いくまで情報を取りにいく。それが、後悔しない就活の最も確実な方法です。
文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
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