2025/2/7 更新 就活コラム
就活における目標設定のコツ!
①自分の価値観を軸にする:自己分析から分かった自分の価値観や興味を軸にする
②SMART目標を立てる:具体性(Specific)、測定可能性(Measurable)、達成可能性(Achievable)、関連性(Relevant)、期限(Time-bound)の5つの要素を含む目標にする
③柔軟性のある目標にする:就活状況の変化に応じて目標を調整する
④進捗を確認する:目標を小分けし、達成状況を確認する
就職活動を成功させるためには、明確な目標設定が欠かせません。
しかし、目標の立て方が曖昧であったり、自分に合わない内容であったりすると、途中で挫折してしまうこともあります。
このコラムでは、就活で目標を設定する際のコツと、よくある失敗事例およびその対処方法を解説します。
就活は長期戦になりがちで、モチベーションを維持することが難しい場面も少なくありません。
目標があれば、自分が進むべき方向を見失わず、計画的に活動を進めることができます。
ただし、目標の設定が不適切だと逆にストレスや挫折を引き起こすこともあるため、注意が必要です。
■失敗事例
「いい会社に就職する」という目標を立てたが、何が「いい会社」なのか明確でないため、軸がぶれ、志望動機や企業選びで迷走する。
結果、準備が不足し、選考で失敗することが多くなる。
■対応方法
SMART目標を使う。
具体性(Specific)、測定可能性(Measurable)、達成可能性(Achievable)、関連性(Relevant)、期限(Time-bound)の5つの要素を含む目標を設定する。
例:「自分の価値観に合った企業を10社に絞り、3月末までに3社から内定をもらう」
■失敗事例
「一流企業に絶対入社する」と目標を掲げたものの、自分のスキルや経験が不足しており、面接で失敗続き。
現実とのギャップに落胆し、就活を投げ出してしまう。
■対応方法
短期目標と長期目標を分ける。
長期的な目標を見据えつつ、達成しやすい短期目標を設定することでモチベーションを維持する。
例:長期目標:「業界トップ企業で働く」、短期目標:「希望業界の中堅企業で経験を積む」
■失敗事例
親や友人の意見に従って「大企業で働く」と目標を立てたが、自分の興味や価値観に合わず、途中でやる気を失う。
■対応方法
自己分析を徹底する。
自分がやりたいことや大切にしたい価値観を明確にし、それに基づいて目標を設定する。
例:「自分の強みである創造力を活かせる仕事を探す」
■失敗事例
目標を立てたものの、進捗状況を振り返らず、計画がどんどん遅れていく。
最終的に準備不足のまま選考に臨むことになり、失敗を繰り返す。
■対応方法
進捗管理を取り入れる。
週ごとに目標を小分けし、達成状況を確認する習慣を持つ。進捗が遅れている場合は計画を見直す。
例:「毎週金曜日に進捗を記録し、翌週の計画を立てる」
■失敗事例
「A社に絶対入社する」と目標を立てたが、不採用となり、それ以上の活動を諦めてしまう。
■対応方法
柔軟性を持つ。
第一志望が叶わなかった場合でも、代替案や他の選択肢を考えておく。
目標は「特定の企業」ではなく、「自分の希望条件を満たす職場」など柔軟に設定する。
例:「成長できる環境で働くことを目標とし、複数の企業にアプローチする」
■自分の価値観を軸にする
自己分析を通じて、自分が大切にしたい価値観や興味を把握し、それを基に目標を立てます。
■具体的で測定可能にする
「〇〇までに△△を達成する」という形で具体的な目標を設定すると、行動が明確になります。
■柔軟性を持たせる
状況の変化に応じて目標を調整できる柔軟性も重要です。
■進捗管理を取り入れる
定期的に進捗を振り返り、必要に応じて計画を修正します。
就活で目標を設定することは、自分の未来に向けた航路を決める重要な作業です。
ただし、漠然とした目標や現実離れした目標を立てると挫折の原因になります。
SMART目標を活用し、現実的で具体的な目標を設定しながら、柔軟性と進捗管理を心がけることで、ストレスを軽減し、計画的に就活を進めることができます。
目標を明確にし、自分らしいキャリアを実現しましょう。
文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
![]() |
就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録
→新規会員登録・エントリーはこちらから