2017/11/1 更新 「自分らしく働く」ということ

【三井住友銀行】主体性が求められる状況下で、自己成長を実現し続ける

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「自分らしく働く」ということ
エクセレントカンパニーで活躍する、20代・30代のビジネス・プロフェッショナルたちの就活エピソードと入社後のキャリアをインタビュー。就職活動時、何を目指し、就職先となる1社を選択したのか? また、実際に入社後どんな仕事に携わって成長を遂げてきたのか? そして彼らが見いだした「自分らしく働く」ことの本当の意味に迫る。

株式会社三井住友銀行
人事部 採用グループ 部長代理補
齋藤瞬也さん

 日本を代表する三井・住友の2大グループを含む広範な大企業群や、全国の中堅・中小企業、欧米・アジアの企業など、強固な顧客基盤を有する商業銀行である三井住友銀行へ2011年に入行した齋藤瞬也さん。彼は学生時代、たった一度のOB訪問が同行への入行を決定付けたと話す。

「学生時代は、広告代理店や商社などの大手企業を中心に漠然と就職活動をしていました。どの企業も決め手に欠けモヤモヤしていた中、大学の先輩の誘いで当社のOB訪問へ参加してみることにしました。そこで、はっきりしなかった自分の気持ちが吹っ切れた気がしたんです。以降、私は日本経済に影響を与えるビジネスに携わりたいと考えるようになりました」

 若いうちから身の丈以上の大規模案件をメインで任せてくれる環境。その若い芽をサポートする仲間の存在。そして何より、三井住友銀行の社員の、仕事に対する熱量に齋藤さんは感化されたという。

「さほど年齢も変わらない当社の社員からは、揺るぎない自信と当事者意識の高さを感じました。各社選考を受けていましたが、三井住友銀行の社員のようになりたいと、心から憧れましたね」

言い訳できない環境が本質的な成長を促した

 齋藤さんが最も成長を実感した案件に出会ったのは、3年目に配属された関連事業部だった。

 三井住友フィナンシャルグループ全体の経営企画や管理手法の高度化がミッションのこの部署では、業務を進めるために法務や財務、あらゆるリスクを想定するなど専門的な視点で調査を行い、さまざまな情報を収集していく。時には、グループ会社の企業買収案件の意思決定も行う重要な部署だ。

「三井住友フィナンシャルグループ全体がプラスとなるように、収益性とリスクを鑑みて銀行としてGOサインを出す。裁量は大きく、同時に同等の責任を伴いました」

 関連事業部に異動した齋藤さんは、入行5年目にして数千億円規模の国内リース事業の買収案件のメンバーにアサインされた。

「今までに経験したことのない規模で、当時の自分では明らかに力不足。しかし、サブ担当ではあったものの、この機会を成長のチャンスと解釈し、上司が期待する以上のパフォーマンスを発揮しようと臨みました」

 齋藤さんはその案件での実績と姿勢を高く評価され、直後に任された海外の投資案件では、ついにメイン担当の座を勝ち取った。

「本来ベテランの担当者が務めるレベルの案件でした。加えて与えられた期間も通常の半分以下。切羽詰まった状況下でもチャレンジする姿勢を崩さなかったのは、“自分が最高責任者のつもりで任務を全うする”という覚悟からでした」

 立場や決定者が異なるお客さまとグループ会社、同行の3社間を取り持つのは困難を極めた。関連する法律も日本とアメリカで異なる上、慣れない英語でコミュニケーションを求められ、複数の負荷が齋藤さんにのし掛かっていった。

「常にプレッシャーに押しつぶされそうになっていましたが、壁にぶつかることは想定内でした。担当者の私が諦めるわけにはいかないため、限られた時間でチームメンバーに協力を仰ぎ、現地のリーガルや各社のキーマンと調整を行い、何とか期限内に稟議が通るだけの資料をそろえました」

 後に引けない切迫する状況下で人は真価を問われ成長する。同社に身を置き、前のめりな姿勢を保ち続けた結果、チャンスを勝ち取った齋藤さん。ビジネスを主体的に捉え実行する重要性を理解し、本質的な成長を実感したという。

「難しい仕事こそ“齋藤に任せる”と、信頼される存在になるべく、今後も果敢に挑み続けます」

PROFILE
さいとう・しゅんや/東京大学文学部卒業。2011年に三井住友銀行へ入行し、渋谷法人営業第一部へ配属。大企業を担当する営業として2年勤務し、3年目には関連事業部にて三井住友フィナンシャルグループ全体の経営企画を担当。数千億円を動かす案件を経験する。16年10月より人事部にて新卒採用担当を務め、現在に至る

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