2017/11/10 更新 ビジネス編

【EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング代表取締役会長/アンディー・エムブリー氏】技術革新と既存の手法をリンクさせる「総合力」で真の変革を実行する

  • EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
  • 経営層

コンサルティングファーム 3つの「戦略」シフト
【ビジネス編】

目まぐるしく変わるビジネス環境を背景に、クライアント企業の経営変革を担うコンサルティングファーム各社のビジネス領域も拡大しつつある。各社が手掛ける案件の変化と、クライアントニーズに対応するための戦略について経営ボードにインタビューした。コンサルティングファーム各社が挑む”自社変革”に注目してみたい。

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング

代表取締役会長
アンディー・エムブリー氏

技術革新と既存の手法をリンクさせる「総合力」で真の変革を実行する


――この10年で、貴社が手掛けるサービスの領域にはどのような変化がありましたか?

 クライアントから当社に寄せられる基本的なニーズについて言えば、特に根本的な変化が訪れているとは考えていません。

 EYは世界150カ国に25万人以上のプロフェッショナルを擁し、あらゆるビジネス領域においてアドバイザリーやコンサルティングのプロフェッショナルサービスを提供していますが、国内のクライアントからのニーズの大部分はファイナンスやサプライチェーン、リスクマネジメント等のフィールドにおける変革実行にあると言えます。

 そういった普遍的なニーズがある一方で、顕著に表われ始めている変化を挙げるならば、デジタルに代表される最新のテクノロジーの進化に対する向き合い方です。

 デジタル領域、あるいはアナリティクスに関する技術の発達に伴い、企業経営に大きな変化が起きていることは言うまでもありません。最新のテクノロジーをキャッチアップし、これらのツールをいかに経営に活用していけるかが、企業のこれからの競争力に大きなインパクトを与えます。

――そういう意味で、コンサルタントも技術領域に関わる新たな知識を習得していくことが必要だと言えますね。

 そうです。ただ、そこで私が強調したいのは、そういった現状を「ただ、知っている」だけに留まっていてはいけないということ。新たなツールを用いて、いかにクライアントが求めている“真の変革”を支援できるかを考えていかなければいけません。

 例えば、企業が以前から要望しているリスクマネジメントを万全にするにはどのような技術が使えるのか。深刻化しているサイバーテロのリスクから企業を守るために必要なツールとは何か。コンサルティングのプロフェッショナル集団は、常にこうした知識を深め、自己変革していく必要があります。

 また、新たなテクノロジーばかりに飛び付くのではなく、グローバル規模で蓄積してきた既存の課題解決手法を効果的にリンクさせ、結果に結び付けていく「総合力」こそが私たちの強み。ストラテジーだけを提案するような戦略ファームや、技術領域の実行に強みを持つITコンサルティングの企業とは異なる強みを有しています。

 クライアントが抱える課題解決のための戦略提案からプロジェクト実行、成果につなげるまでの一連のプロセスに貢献できるのが当社のコンサルタントとして働く醍醐味でしょう。

――これからコンサルタントになろうとする学生が長く活躍していくために必要なものとは何でしょうか?

 第一に、物事を論理的に考えられる「スマートな人材」であることは絶対条件です。その上で私が最も大切だと思うのが、「課題解決のプロフェッショナルとして自らを高めたい」という意識の有無。技術革新が目まぐるしい社会において「学び続ける」意欲があるかどうかは、コンサルタントとしての市場価値を高める上で欠かせません。

 また、前述したように、AIやデータアナリティクス、ロボティクス、IoTといった今注目されているテクノロジーをはじめとした、新たな技術やツールを企業活動に役立てようという傾向は今後も続いていくことは間違いありません。新しい課題解決のための実行手段として知識のインプットだけではなく、先端のテクノロジー領域の知識を既存の手法と結び付けていくことも重要です。

 若手のうちから主体的に情報を収集し、課題解決のために戦略を描いて実行までを実践していくことが求められていきます。チャレンジングなプロジェクトを多数抱え、世界中にネットワークを保有する当社のような環境で若手時代に切磋琢磨すれば、今後の人生はより豊かなものになっていくでしょう。

 私自身は米国、英国、さらにはEMEIA(ヨーロッパ・中東・インド・アフリカ)でコンサルタントとしてキャリアを積んできました。世界のビジネスをこの目で見て、多種多様な人とのつながりの中で 仕事をすることは、この上なく刺激的なことでした。

 グローバルマーケットの中で、日本を重要な経済拠点としているEYならば、このような働き方を実現することも可能ですし、東京にいながら世界中とつながりを持ち、成果を出していく働き方も可能です。

 個人の意思を尊重したキャリア形成を当社ではサポートしていますから、ワークライフデザインは皆さん次第。多様な選択肢の中から自分が最も納得して働いていくことができる道を探求してもらえたら嬉しいですね。

PROFILE
アンディー・エムブリー/コンサルティング業界で30年以上の経験を持つ。PwCとIBMに在籍したほか、国際的な経験も有す。過去15年間はさまざまなリーダーシップの役割を担い、有機的および非有機的な方法を通して、数多くのビジネスの構築および経営を成功させてきた。2009年から2016年6月まで、EMEIA(Europe, Middle East, India and Africa)のエリア・アドバイザリー・リーダーとして活躍。16年7月以降、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社の代表取締役会長に就任。EY Japanエリア・アドバイザリー・リーダーも務めている

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