2019/10/25 更新 シグマクシス

変化を恐れず挑戦し続ける新時代のアグリゲーター集団

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コンサルタントの仕事と成長は各社でどう違う?
プロジェクト事例で知るコンサル業界
コンサルティングファーム各社の違いを、プロジェクト事例を基に紐解き、紹介していく本企画。20代の若手コンサルタントが挑戦できる仕事とは? そこで得られる成長とは──? 自分にぴったりの企業を探してみよう。

マネージャー
鬼本 真一郎氏
きもと・しんいちろう/大学卒業後の2012年4月にシグマクシスに新卒入社。4カ月間の研修を経て、プロジェクトに配属。グループ経営の推進、ガバナンスの向上を目的とした基幹系システムの導入や、既存システムの刷新、財務・経理業務の変革を目的とした基幹系クラウドシステムの導入など、会計領域の業務改革・システム導入関連のプロジェクトに数多く携わってきた。放送、情報通信、不動産、商社など、多様な業界にわたる知識に深く、社内では後進の育成活動にも取り組む

代表的なプロジェクト

10カ月という短期間で
経費精算の次世代化を実現

塩野義製薬の経費精算プロセスおよびシステムの次世代化を支援。全社員5000名が対象という規模の大きさと電子帳簿保存法に対応する難度の高さながら、僅か10カ月で導入を完遂。このほかERPのクラウド化など、多様なテーマで企業のDX実現を支援する活動を加速させている

合併会社の設立により
コンシューマー事業へ進出

ユナイテッドアローズ、博報堂DYメディアパートナーズと共に合弁会社「株式会社fitom」の事業を開始。試着シェアアプリ「fitom」の開発と運用を通じて、アパレル通販サイトの活性化や実店舗と販売スタッフの一層の活用、オムニチャネル化による新たな買い物体験を創造する

変化を恐れず挑戦し続ける新時代のアグリゲーター集団

企業や組織の壁を越えて、自在にチームを組んで成果実現を目指す「アグリゲーション」は、シグマクシスの特徴的なアプローチです。もともと事業戦略策定、業務・システム変革、組織・人財変革、プロジェクトマネジメント、M&Aなど、多様な能力を持つ集団として立ち上がった当社ですが、お客さまの課題をスピーディーかつ高い品質で解決することを追求するうち、自前主義にこだわらず社外の能力や技術を積極的にアグリゲーションすることが不可欠だ、という結論に行きつきました。プロフェッショナル一人一人が持つネットワークを全体で共有するため、課題解決の選択肢は年々広がり続けています。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれ始めてからは、最先端のテクノロジーや開発スキルを持つベンチャー企業との連携も加わり、幅広い領域にわたる活動は私たち自身の知見も深める循環を生んでいます。
今や企業同士の関係が「競争」から「共創」に変わりつつあるように、コンサルタントに求められる価値も大きく変わっていく時代です。変化を先読みし、柔軟かつ俊敏に自ら進化し続けられることも、シグマクシスの強みの一つ。だからこそ私たちは、周囲との連携力や豊かな想像力、一つの領域にとどまらない知見の習得への貪欲さを大事にしています。新卒入社であれば特に、専門性は後からついてくるもの。与えられた仕事をこなすだけでなく、その仕事の先に何があるのかを理解したうえで自分が何を学ぶべきかを捉え、多くの仲間をつくることが、独自の価値を生み出すアグリゲーターへの第一歩になると思います。

実践的な研修で試行錯誤しコンサルティングの本質を知る



入社後に学ぶ機会も豊富です。社内研修やプロジェクトで得たナレッジの共有会に加え、海外カンファレンスに参加する機会も多数あります。私自身は約7年前に新卒入社後、4カ月にわたる集中トレーニングを受けました。ビジネスマナーやPCスキル、ロジカルシンキングや課題解決力など、コンサルタントとしての基本動作の習得はもちろん、実践的なプログラムも組み込まれていました。実在する企業への事業戦略策定プロジェクトやシステム設計・構築プロジェクト、自治体に向けた地域活性事業の企画・提案プロジェクト。研修でありながら実際のプロジェクト現場と同じスピード感でアウトプットを創る緊張感、想定しなかった壁に突き当たりながらの試行錯誤、そしてお客さまからの生の声は、この仕事の本質を知る経験でした。
研修修了後は、放送業界のお客さまに向けた経理・財務領域のシステム変革プロジェクトに参画しました。10数社あるグループ企業を対象とする3年以上の長期にわたる案件で、お客さまと膝を突き合わせて課題解決に取り組んだこの期間は、さらなる学びの連続でした。会計関連の専門知識を深めたことに加え、日々小さな成功を重ねながら前進する充実感、大きな目標を果たした時の達成感、その一つ一つをお客さまやビジネスパートナーと共有することで築く信頼関係、自分ならではのネットワーク構築など、研修では知り得なかったことばかりです。
以来、会計領域を軸に仕事の幅を広げつつ、自分なりのスタイルを確立して来ました。その一つはお客さまの課題を自分事として捉え、「自分の仕事はここまで」と領域を決めず、成果につながることであれば周囲も巻き込みながらチャレンジすること。この繰り返しで、お客さまにとって「なくてはならない存在」になることこそが、この仕事のやりがいだと思えるようになりました。今後はビジネス環境がより複雑化していきますから、お客さまにとってベストな選択肢であれば、専門外の領域にも踏み込むつもりです。例えばお客さまやビジネスパートナーとのジョイントベンチャーの設立もありえますし、先端技術を持ったベンチャー企業との連携もあるでしょう。簡単なことではありませんが、自己成長はチャレンジの繰り返しがあってこそ。変化を恐れず、自らの言葉に責任を持ちやり切る楽しさを味わい続けたいと思いますし、その喜びを共にできる仲間を増やしたいと考えています。



Interview Report

自らのミッションへの信念と機動力、実行力が 既成概念にとらわれない新たな価値を生み出す

コンサルティング、事業投資と運営、ベンチャーキャピタルへの投資など事業形態の幅広さも同社の特徴だが、その中心には常に「顧客やビジネスパートナーとの協業を通じた社会への価値提供」というミッションがある。このミッションを共有するコンサルタントが社外とのハブとなり、機動力と行動力を駆使して多様な人財や技術をつなぎ、既成概念を超えるアイデアを組み立て実行している。次世代の社会を創り、力強くリードしていく人財を生み出す「道場」のような環境だと感じた

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