2022/11/01 更新

IQVIAジャパングループ

国内外のヘルスケア専門人材とアセットを活かし
新たな医療の形を創造していく高い志

  • IQVIAジャパングループ
  • コンサル
  • 企業理解
取締役
バイスプレジデント
Real-World & Analytics Solutions
事業担当
谷 将孝

2006年からIQVIAの前身となるIMSに参画。コンサルティング部門の立ち上げやセールス&マーケティング部門の責任者などを経て、現在はReal-World &Analytics Solutions事業の取締役バイスプレジデントを務める

ヘルスケア領域にフォーカスし、世界最大級の医療ビッグデータと解析技術、高度で多様なヘルスケア専門人材、豊富なフィールドリソースを携え、医薬品開発やコンサルティングなどさまざまな事業を展開するIQVIAジャパングループ(以下、IQVIA)。私は2006年にその前身であるIMSにコンサルティング部門の立ち上げメンバーとして参画し、その後セールス&マーケティング部門の責任者を経て、現在はコンサルティング事業、医療ビッグデータ事業、リアルワールドエビデンス事業、およびソートリーダーシップを統括する事業責任者を務めています。

製薬企業などのヘルスケア関連企業、業界団体、行政機関に対するコンサルティングを行う中で近年感じるのは、より専門性や複雑度の高い新しいビジネスモデルや顧客価値の創出ニーズが高まっていることです。個別化医療や再生医療などの製品、デジタルセラピューティクスといった新しい技術や成長領域への注力、医療ビッグデータやAI、DXを駆使したビジネス課題の解決など、より高い専門性と広範な知見、グローバル対応力、多様な変数を考慮した戦略や打ち手の選択が求められる中で、次の一手に戸惑う企業が後を絶ちません。

当然、われわれに求められるコンサルティングのかたちも変わりつつあります。既存事業をスケールさせるための戦略策定や実行支援に加えて、新規ビジネスモデルの戦略立案や、その持続的成長まで見据えた体制構築、実行支援などが強く求められていると感じます。

IQVIAのコンサルティング部門はそうしたニーズに対して、IQVIAの専門人材やアセットを活かしたコンサルテーションを行うことで、唯一無二の価値提供を行っています。例えば、とある製薬企業の「患者中心医療」に関する取り組みを推進するために、患者をトータルでサポートするプログラムの企画立案のコンサルティングを実施した上で、ダイレクトに患者をサポートする医師や看護師といった医療従事者の配置、医師と患者が直接コミュニケーションを取るためのテクノロジーの開発と導入、コールセンターの立ち上げ、疫学・医療経済専門家によるプログラムの効果検証解析や論文化など、IQVIAの多様な専門人材やアセットを組み合わせたチームを組成することで支援。各方面にとがった多様なプロフェッショナルによる協創的価値を提供できることこそ、IQVIAの最大の強みであり、そのプロジェクト全体を指揮するコンサルタントにとっての醍醐味だと思います。

ヘルスケア領域における専門家たちとの交流で
知見を享受し柔軟なキャリアを形成していく

論理的思考力、批判的思考力、オーナーシップ、コミュニケーションなどのコンサルタントとしての優れた基礎能力に加えて、ヘルスケアに対する強い興味と医療の変革をリードしたいという高い志は、IQVIAのコンサルタントとして普遍的に求められている資質です。しかし昨今のニーズの変化に伴い、「協創的」であるかどうかがより一層重視されるようになったと感じます。先にお話ししたように、高い専門性やグローバルも含めた広範な知見が求められ、さまざまな規制や制度も絡むプロジェクトは、一人で解決できるものではありません。常に周囲の人材や情報にアンテナを張り、プロフェッショナルたちをチームアップし、楽しみながら他者と対話し協創的に価値を生み出せる人材こそが、時代をリードするコンサルタントであると考えています。

そのためにIQVIAでは国内外の基礎的な研修はもちろん、他部門との連携や交流も盛んに実施。世界的権威と呼ばれる専門家と意見交換できるような機会もあり、知見と人脈を広げる機会には事欠きません。またコンサルタントとしてのキャリアアップにとどまらず、他部門での専門的なキャリアやP/Lを持った事業責任者など、多様なキャリアが柔軟に選択できることも当社の特徴であり、自ら社内での新規事業部門を立ち上げたコンサルタントもいるほどです。ヘルスケアという広く奥深い海で、新たな医療の形を作る先駆者として躍動してみたいと思う方との出会いを、心待ちにしています。

2024年以降に注力する領域

デジタルヘルス

医学的なエビデンスに基づいた治療介入を提供する医療機器「デジタルセラピューティクス」をはじめとした、デジタル技術を活用した新たな医療の誕生を支援していく

ポストコロナの社会づくり

コロナの感染拡大や後遺症の実態解明、再生細胞医療や遺伝子治療などの新しいモダリティの活用などを通じて、コロナとともにある生活に安心を届ける取り組みを多角的に行っていく

PPPG

Patient、Payer、Provider、Governmentの略称。地方自治体や政府、病院や保険者などを巻き込んで、医療ビッグデータを起点とした新たなエコシステムの構築に注力していく