2022/5/11 更新

IT業界 × ダイバーシティ

NEC(日本電気)

1899年の設立以来、国内有数のIT企業としてテクノロジー開発を推進。現在は新たな価値の創出に向けた「共創」を掲げ、光海底ケーブルや生体認証システムなど、多様な企業と共に数多くのICTサービスを創出している

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産業の枠を超えた共創で
ICTを通じた変革を実現し
公平な未来をつくる

主体的にキャリアを歩める
I&Dの組織づくりに注力し
社員の個性を発揮させる

人材組織開発部
ディレクター NECグループ新卒採用担当
福士 由希子

大手電機メーカー出身。新卒時代から一貫して人事・採用領域の業務に従事し、キャリアを築く中、最も関心の高い採用の取り組みに注力できる日本電気への転職を決意し、2021年10月に中途入社

新型コロナウイルスの影響で人々の生活が一変したことにより、フードデリバリーやオンライン医療といった、ITによるサービスが新たに台頭。今までITの活用が進んでいなかった業界でも、テクノロジーを用いた新たな事業を模索し始めました。その結果、IT企業の競合は同業だけではなく、今やコンサルティングファームやベンチャー企業など、幅広い業界に変化しています。IT業界は熾烈を極める競争下でいかに価値を発揮するべきか、という課題に直面しているのです。

さらに今日では、企業は利益追求だけではなく、SDGsに挙げられるような社会課題の解決に向けた事業運営も求められています。設立以来120年以上にわたり、海底ケーブルから宇宙の衛星システムまで、数多くのICTサービスを生み出している日本電気(以下、NEC)も例外ではありません。また、NEC単独よりも、業界内外のあらゆる知見を持った企業・団体と協業し、テクノロジーの力を最大限に活用して目指す未来を実現することで、持続可能な社会の創造、そしてSDGs達成の貢献につながると考えています。そのため、NECではこの時代を「競争」ではなく、「共創」と捉え、多くの企業と社会価値を生み出す方向にかじを切っています。特にインダストリーの領域では、あらゆる業種をつなげ全く新奇な価値を創出する「NEC Value Chain Innovation」を推進中です。

その活動のベースにあるのは、NECが掲げる「『未来の共感』を創る」というビジョンです。これは、「地球との共生」「新たな産業と仕事のかたちをつくる」など、生活者起点で五つの理想の社会像を描き、ステークホルダーから共感を得ながら事業をリードしたい、というNECの思いを言語化したもの。実際に近年では、Twitterに投稿された被災状況や避難場所の情報を可視化・解析する『高度自然言語処理プラットフォーム』や、米国政府機関主催ベンチマークで世界トップクラスの評価を獲得した顔認証技術のさまざまな用途での社会実装など、官公庁やスタートアップなどと協力し、ソリューションを生み出してきました。

要となるのは主体的に行動し
オーナーシップを持つ人材

これらを推進することでNECが目指す未来は、「誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現」です。そしてこの未来をつくるために重要なのは、ハンディキャップのある方やLGBTQなど、全ての生活者の価値観を想像するインクルージョン&ダイバーシティ(I&D)の考え方です。NECは「社会価値創造型企業」として世の中を導くために、社内でも、社員が多様な価値観を受け入れながら個性を発揮し、活躍できるような環境づくりに努めています。

その一つは2025年度末までに女性管理職比率を20%に引き上げることです。歴史あるIT企業である分、古くから勤める男性も多かったのですが、この目標を必達として掲げ、全ての階層・職種における積極的な女性の登用を進めています。18年には初の女性執行役員が登用されるなど着実に変化を遂げています。二つ目は働き方の変革です。ジョブ型のキャリア形成や社内人材公募制度など、社員の個性に合わせた柔軟な働き方ができる体制を整えています。そんなI&Dを重視する環境だからこそ、NECが社員に求めるのは「主体性」です。学生の皆さんには、社会のために自分は何がしたいのかを考え、周囲の意見を尊重しながらも、オーナーシップを持ってキャリアを築いてほしいです。「夢に向かってNECを活用する」くらい気概がある方と、未来への価値創造を実現したいですね。


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