2020/6/11 更新 ローソン
入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。
国内店舗約14,700店。全店売上高約2兆円。1日の客数は約1,000万人を誇るコンビニエンスストア「ローソン」を柱に新しい便利さや楽しさを提供する
学生の皆さんがつまずきやすいポイントとして昨年のエピソードを紹介します。売り上げ実績を読み解き、弁当のマーケットに伸び代があるのではないかと考え「弁当の種類を増やす」という提案をした方がいました。しかし客層を分析すると、あまり弁当を購入しない主婦が多い店舗だと分かります。これでは需要と供給が一致しません。まずは品ぞろえを増やし、のぼりを立てて新規顧客を開拓することがセオリー。何度も考えてさまざまな切り口から提案することが大切です。コンビニが身近だからこそ、自分の行動や生活圏内の店舗を軸に考えがちですが、求められるのは奇抜なアイデアだけでなく店舗の客層や過去の売り上げに向き合った上で企画を立てること。提案数に制限はないので、何度も挑戦し、フィードバックを受け、アドバイスを次に活かして前に進んでください。何度も提案すれば情報量が増えるだけではなく、「客層に合った現実的な企画ができた」「根拠ある改善提案ができた」など短期間で成長を実感できるはずです。
こうした挑戦をインターンシップ終了後に振り返ってみてください。自分に欠けていた発想や課題の発見に役立ててもらえたら本望です。そしてもし、この2日間で、少しでもできることが増えたなら、きっと入社後にはさらなる成長が待っていることでしょう。
自分が出した答えに満足するのではなく、一度離れて課題に立ち返ることをおすすめします。「本当にこれでいいのか」と自分に問うことで、新しい発想が生まれ、より課題解決に近い答えを導き出すことができます
自由に発言できる空気を生み出すためには、チームメンバーとの対話の量を増やすことが大切。お互い助け合える関係や、緊張せず過ごせる環境が構築されることで集中力が高まりアウトプットの質が上がります