fundbook2021/5/14 更新

競合が10年以上要した業績を2年半で達成
革新的なビジネスモデルでM&Aの常識を変える

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リーディングカンパニー37社の人事に聞く
学生が知らない成長企業の真実

就職活動に臨むにあたって、企業研究を行う学生は多いだろう。その時に気になるポイントの一つが、会社の成長性だ。では、会社の成長とは何か。その成長を支えるものとは何なのか。そして、成長企業に新卒入社し、働く醍醐味とは……? 国内リーディングカンパニー37社の人事・採用担当者に、各社の事例で“成長企業の真実”を聞いた。

※この記事は特別冊子「インターンシップ・ラボ2021」のweb転載です

FUNDBOOK

従来にない独自のサービスモデルでM&Aの変革を目指す、業界最注目の企業

戦略人事本部
本部長
市川智久

「2025年には中小企業の3分の1が消滅する」日本では少子高齢化に伴い「経営者の高齢化」「後継者不在」が深刻化し、後継者がおらず廃業の危機にある中小企業は127万社にも上ると言われています。昨今、そうした企業を存続させる手段としてM&Aが注目されていますが、いまだ「身売り」などのネガティブなイメージは根強く、本来救えるはずの企業が廃業を選択してしまうケースは少なくありません。こうしたM&Aの在り方を変革し、優れた技術やサービスを次の世代へつなぐために、17年、当社はM&A仲介の事業をスタートさせました。

当社はM&A業界の中では後発ですが、設立から2年半で売上高35.6億円とスピード感のある成長を遂げてきました。未上場かつ短期でこの規模に到達したM&A仲介企業はこれまでにないということで大きな話題となりました。この背景には、時代のニーズだけではなく、当社独自の仲介モデルで、M&A業界そのものに一石を投じることができたからではないかと考えています。

当社のビジネスモデルの特長の一つは「M&Aプラットフォーム」です。従来のM&A仲介モデルではマッチングの候補先をアドバイザー自らが選定し、一社ずつ電話などで打診を行うため、時間的制限や先入観、提携先との制約などさまざまな事情が影響しながら進みます。当社はこうした属人的なマッチングを解決するため、独自開発したプラットフォームでマッチングを行っています。現在約4000社の譲受企業が登録するこのプラットフォームは、経験豊富なアドバイザーすら想像できないマッチングを実現します。また、譲受企業は数十ページにも及ぶ企業概要書をプラットフォーム上で閲覧することができ、通常半年から1年と言われる成約までのリードタイムを大幅に短縮。最短52日での成約も実現しています。

もう一つの特長は「特化型分業モデル」です。一般的なM&A仲介は初期相談から成約までをアドバイザーが一人でサポートしますが、膨大かつ高度な専門性が求められる業務を一人で担うため、アドバイザーの能力や経験にM&Aの成否が大きく左右されてしまいます。一方、当社ではM&Aのプロセスを分解し、六つの部門で連携しサポートしていきます。各工程をそれぞれのエキスパートが担当することで、アドバイザーは顧客にしっかりと寄り添いながら細部まで行き届いた丁寧なサポートをすることが可能となり、顧客の利益最大化を追求しています。

これらのビジネスモデルを含めた全ての礎は、FUNDBOOKに関わる全ての人の成功を創出するという当社のミッション「SUCCESS FOR ALL」の精神です。日本の社会課題に本気で向き合い、M&Aを通じて優れた技術やサービスをつなぎ、永続的な成長を目指せる世界へと変える。これこそが当社の使命です。

求める能力は「社会的知性」と「創造的課題解決力」

M&Aの変革に挑む当社が求めるのは「社会的知性と創造的課題解決力の素地」がある人材です。社会的知性は対人能力と言い換えられますが、ビジネスモデルの特性上、多くの利害関係者と良好な関係を築ける力と、解なき道を顧客と奔走し、創造的に課題を解決するスキルが求められます。そのため人材教育には特に力を入れており、「FUNDBOOK ENABLEMENT PROGRAM」という独自の研修プログラムでは、M&Aスキルや汎用性の高いビジネススキルを約1年間かけて学ぶことができます。また「甘える勇気、甘える隙を持て!」をテーマに毎週実施される勉強会兼交流会では、社員が悩みや疑問を気兼ねなく発信し、経営陣が直接回答する機会も設けています。当社の使命が、社員との公平な関係性や働く環境にも反映されているのが特長です。「厳しさと温かさ」の中で共に成長し、社会に新たな価値を提供する仲間をお待ちしています。