2020/6/15 更新 入社後に「成長できる環境」をどう見極める? 企画者が教えるインターン活用ポイント
入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。
ソフトウエアおよびクラウドサービス、デバイスの開発、販売、マーケティングなど、幅広い事業領域でビジネスを展開しているグローバルIT企業
単なる仕事の疑似体験ではなく、長期間、社員と同じ働き方をするインターンシップは、米国本社のスタイルを取り入れたもの。裁量が大きい分、責任も伴いますが、これは入社後の当社の環境そのものです。だからこそ、本当に自分が成長できる環境かどうかを見極めるには最適なのです。
活用できる制度の中でも特徴的なのは、役員を含め社員誰とでも話ができる『1on1』というシステム。人から学びを得ることは、私たちが大切にしているカルチャーであり、社員も日々活用しています。例えば、相手の職種について学ぶ、他国のオフィスで同じ仕事をしている人に話を聞き、学んだものを日本に取り入れてみるなど、使い方は皆さん次第です。
自由な環境の中で、数十億円規模の売り上げに影響する業務改善をした学生もいます。部署や製品をまたいだクライアントのシステムの課題に気付いた彼は、大勢の社員に話を聞き、原因を分析。そして自分でシステムを組み直し、改善策を提案しました。結果、製品のアップグレードや長期的な契約につながり、数十億円のビジネスインパクトを生み出したのです。
制約が少ない環境をフル活用することで、本当に自分が成長できる環境であるかどうかを見極めることができます。学生のうちにこうしてリアルなビジネスを体験することは、当社に限らず、今後IT業界を目指す方にとって必ずプラスになると確信しています。
与えられたことをこなすのではなく、どうしたらビジネスに大きなインパクトを与えられるかということを、意識してみましょう。自分がリードして成果を残せたときは、大きな自信につながります
社員と話ができる『1on1』や随時もらえるフィードバックを通して、多くのナレッジを吸収してください。社内のいろいろなところにある好事例をどんどん活用し、効率的に価値を生み出す経験を重ねられます