2020/6/5 更新 富士フイルムビジネスイノベーション

研究開発に挑む社員の主体的な姿勢を実践する

  • 富士ゼロックス
  • インターンシップ
  • テクノロジー
  • ビジネス

入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。

富士ゼロックス

創業以来培ってきたドキュメントサービスと、独自のAI・IoT技術により、顧客の経営課題の解決を支援するメーカー・ソリューションプロバイダー

※2021年に社名が変更となりましたが、記事内では掲載当時の社名で表記しております


採用育成センター センター長 広森順子さん
採用育成センター
センター長
広森順子さん

複合機やプリンターなど、オフィス機器開発やドキュメントサービスを展開してきた富士ゼロックス。2021年から社名を「富士フイルムビジネスイノベーション株式会社」に変更。これまで蓄積してきたAI・IoTの技術ノウハウを活かし、働き方改革をはじめとする企業のあらゆる課題解決に注力していきます。

変革中の当社が実施するのは、研究開発職向けの約1カ月間のインターンシップ(今年より有償で開催予定)。研究目標の達成に向けて、メンターの先輩やその他の社員と共に現在進行中の研究開発プロジェクトに取り組みます。長期だからこそ、単なる事業理解や職場体験にとどまらないことがこのインターンシップの最大の特徴。社員の雰囲気や働き方など普段の様子を間近で見ることができるだけではなく、長い時間を共に過ごしてきた先輩から、取り組み方や強み・弱みなど本質をついたフィードバックがもらえます。多くの社員と関わりながら、プロジェクトを一貫して体験することで、大学での学びがビジネスの現場でどう活きるかを実感できる場となるでしょう。

枠にとらわれない行動が企業理解につながる

学生向けのプログラムではなく、実際のプロジェクトに参加するからこそ、まずは当社の技術を理解することが必要です。しかし、当社が30年以上蓄積してきたAIやIoTなどのノウハウを、たった数日間で理解することは容易ではありません。また、決められた期間内に成果を生み出さなければならないビジネスの厳しさにぶつかる場面もあるでしょう。しかし、こうした難しさを乗り越えた先に革新的な技術が生まれ、世界中の企業の発展に貢献するという当社の研究開発の醍醐味に触れることができるはずです。

インターンシップでそのような当社で働く面白さを体感するためには、主体的に取り組むことが大切です。例えば、技術の理解を深めるために、自ら海外の文献を読み情報を集める、担当業務以外の会議への出席を依頼するなど、枠にとらわれない行動や、意見の発信を心掛けてください。

学生だからといって、遠慮する必要はありません。当社には年次に関係なく、主体的な行動をとる人を応援する風土が根付いています。意見を否定せず、受け入れる会社だからこそ、自由な発想のもと意見を発信することで、裁量の大きさやフラットな社風を感じられると思います。

ビジネスにおける研究開発の理解だけではなく、富士ゼロックスの社風をリアルに感じられるこのインターンシップ。実際の社員としての働き方を体現し、入社後活躍できるフィールドなのかを見極める機会にしてください。

インターン活用ポイント

1.積極的に意見を発信し周囲に伝えてみる

学生だからと遠慮せず、疑問や意見、要望を発信してください。当社では意見を発信することが好まれ、それをかなえようとする柔軟さがあります。実際に、学生の意見から産学連携につながった事例もあります

2.枠にはまらない視点や発想を大切にする

受動的に行動するのではなく、普段の進め方などに対して「より良い方法はないか」と考えることを大切にしてください。社員が気付かないような視点や、新しい発想を受け入れる風土を感じてみてください

インターンinfo

技術系・SE/ITコンサル・事務系など職種別のインターンシップを複数形式用意。毎年好評な研究・開発職向けの5日間のプログラムと、約1カ月の長期プログラムも準備しており、研究開発の面白さや企業風土を理解できる内容となっている


合わせて読みたいこの企業の記事