2023/5/10 更新

人事・採用担当が教える

「自分らしく働く」を見つけるための
インターンシップ徹底活用術

インターンシップを「これからのキャリア」や「自分らしい働き方」を考える良い機会にするための方法とは? 業界・企業・仕事・自己理解を深めるためにインターンシップを徹底活用する術を人事・採用担当が解説する。

フィリップ モリス ジャパン
世界180カ国でたばこ事業を展開するフィリップ モリス インターナショナルの日本法人。1985年に日本で紙巻たばこの販売を開始。2014年には加熱式たばこ『IQOS』の販売をスタートし、現在、日本のたばこ市場で約37.6%のシェアを誇る国内第2位のたばこメーカー(22年末現在)
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リアルなプロジェクトでの経験を通して
自分自身の新たな可能性を発見する

People & Culture
Early Career
Manager
酒井樹里
  • 好奇心と強い意志を持ち
    アイデアを成功に導く
  • 高い志と強い向上心を持ち
    前例なき課題に向き合う
  • 協働の重要性を理解し
    多様な価値観を受け入れる

世界的なたばこメーカーであるフィリップ モリス インターナショナル。その日本法人であるフィリップ モリス ジャパン(以下、 PMJ)は、1985年に日本でビジネスをスタートして以来、革新的な製品を開発・提供し着実に成長を遂げてきました。そんな当社が掲げる企業ビジョンは「煙のない社会」を実現すること。このビジョンを実現すべく、成人喫煙者にとって紙巻たばこよりもリスク低減の可能性のある製品(RRP-Reduced-Risk Products)の開発・提供を主力に事業活動を加速し、前例のないチャレンジを続けています。

そんな当社のインターンシップの特徴は、“ありのままのPMJ”を体感できること。インターンシップのために用意した学生向けの課題に取り組むのではなく、実際に社内で進行しているリアルなプロジェクトのメンバーとして、課題に対するビジネスプランを企画・提案するプログラムになっています。過去の例をご紹介すると、PMJのサステナビリティーに対する取り組みの認知度向上を図る新たな社外コミュニケーションを提案した学生がいました。インターンシップでは実際に社員が日々取り組んでいる業務に従事しますので、一筋縄ではいかないこともあるでしょう。しかし、そんなときはインターン生1人にコーチとバディーの社員が付き、2名体制でワークをサポートします。最終日には、考え抜いたソリューションを社長や各部署の役員たちに対してプレゼンテーションする機会を設けており、苦労して導き出したソリューションに対して厳しくも気付きのあるフィードバックが待っています。そして、優れたアイデアは実際にビジネスプランとして実行される、フェアな評価の場となっているのです。

インターンシップ中は、パソコンに向かっているだけでは優れたビジネスプランは生まれません。社内ではデータベースや有益なリソースが多く公開されていますので、主体的に情報をピックアップし、業務に活かすことができます。また、ときにはオフィスから出て営業担当者や店舗の担当者とコミュニケーションを取ることも可能。PMJでは、34カ国のさまざまな国籍を持つ社員が活躍しています。そんなグローバルな環境だからこそ、会話の中から、学生の目線を超える新たな気付きを得られる機会が豊富にあります。リアルなプロジェクトに携わり、多様性に富んだ社員と接することで、自分自身では気付いていなかった得意・不得意・興味がある分野など、新たな可能性を発見することができるでしょう。

積極的な行動を意識することで
殻を破った創造性を発揮できる

限られたインターンシップ期間を最大限に活用するためには、まず強い意志を持つことが大切です。インターンシップ中にワークを実施する企業は多くありますが、それぞれの裏にはそれを課すだけの背景があり、学生に求める資質があるはず。自身のキャリアや組織の将来をつくっていける環境では、前向きで好奇心旺盛な姿勢と、アイデアを成功に導くという強い意志が必要です。そのためには、世の中の動きや周囲の状況にアンテナを張っておくことも大切です。こうして育まれた力はいずれ、世の中の変化やニーズをくみ取り、それらに応えられるソリューションを創出することにつながるでしょう。

また、高い志を持って取り組んでみてください。前例のない課題に向き合うのだからこそ、分からないことや判断に迷う場面があることは当たり前。手をこまぬいて待っているのはもったいないことです。ビジネスの場でも、変化の激しい時代においては、誰もが傍観者ではいられません。近い未来の予行演習をするつもりで、頭も体もフル稼働させながらインプットとアウトプットを繰り返し、強い向上心を持ちましょう。

最後に、最適なソリューションを生み出すためには協働性を磨いていかなければなりません。ダイバーシティーの中でつながり、協働していくには、互いの違いを受け入れ、尊重していく意識がとても重要です。これまでにない発想を生み出すには、無意識のうちにとらわれている思考の枠を飛び出す体験が必要です。例え自信のないアイデアであっても臆せずに発信し、周囲に意見を求めることで、意外な発見や課題解決の糸口につながるかもしれません。たばこ葉を燃やさず加熱する方法で嗜好性とリスク低減の可能性を両立させた『IQOS』も、まさに自由な発想なしには生まれなかった製品です。

このように前例のないことへのチャレンジや新たな発想を大切にしているからこそ、PMJのインターンシップは学生が主役です。リアルなプロジェクトとその根底にある多様性に触れ、私たちと一緒に「煙のない社会」を実現したいと思っていただけたら、これほどうれしいことはありませんね。

インターンシップに参加した先輩社員の声

2回にわたって参加したインターンでは、Duty Free Digital MarketingとP&C(人事)という全く異なる部署を経験し、ビジネスに対する多角的な視点を養いました。コーチやバディーのサポートを受けながら社内外のステークホルダーと協働し、提案したアイデアの一部が実現されたうれしさは、社会人としての未来を照らす貴重な財産となりました

2021年4月入社
インターンシップ Information

進行中の
プロジェクトの
解決策を立案

毎年夏(8月~9月)に4週間、「INKOMPASS」と呼ばれる有給インターンシップを開催。インターンシップ用の特別ワークではなく、社内で実際に進行しているプロジェクトにアサインされ、コーチ(上司)やバディー(先輩)のサポートを受けながらビジネスプランを立案。最終日には社長と各役員たちにアイデアをプレゼンテーション。後日正式にオファーが届く採用直結のプログラムとなっている


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