2023/5/10 更新

今の会社・仕事を選んだ理由は?

私たちの「自分らしいキャリア」の選択軸

生き方も、働き方も、性別を問わず自由に選べる時代。選択肢が増えたからこそ、迷ってしまうこともある。そこで本特集では、さまざまな業界で活躍する女性社員がどのように「自分らしいキャリア」を選択したのか紹介する。

P&Gジャパン
「世界中のお客様の暮らしをよりよいものにする」を企業理念に、世界180カ国・約48億人に衣料用洗剤『アリエール』、乳児用紙おむつ『パンパース』や、『SK-Ⅱ(エスケーツー)』など65ブランドを展開する、世界最大級の日用消費財メーカー
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グローバルな環境で視野を広げ
圧倒的なスピードで成長できる

セールス
シニア・マネージャー
大田 裕香子

大学時代は有機化学を専攻。2019年4月にセールスとして入社後、洗剤・柔軟剤、食器洗剤のカテゴリーで同年7月から関西の大手GMSを1年間、20年7月から関西の大手食品スーパーを2年間担当。22年7月から営業企画に異動し、電動歯ブラシ『Braun』の販売戦略立案などを担当

私のキャリアの選択軸

裁量が大きく、風通しの良い職場で
自分自身の成長を実感したい

就職活動にあたって自己分析した結果、成長していくことが楽しいので、若いうちから裁量権が大きく、グローバルで多様性のある風通しの良い職場で働きたいと思っていました。それを確認するために、社員の方とお話しするときは、具体的にどんなタイミングでどんな仕事を与えられているのかを、よく質問していました

大学では有機化学を専攻し、新規化合物の合成を手掛けていました。もともと化粧品など生活に身近な商品に興味を持って化学を専攻したこともあり、一人で研究に没頭するよりも、もう少しお客さまの近くで、喜ぶ様子が見える仕事をしたいと思っていました。就職活動では、特に業種や職種を絞らず、幅広く見て回りましたね。

その中で重視していたことは、三つあります。一つは、若いうちから大きな裁量を与えてもらえるかどうか。これまでの自分を振り返ると、中高時代は運動部に所属し、大学ではアカペラサークルで全国大会を目指すなど、目標に向かって努力して、その結果、自分の成長を実感するときに一番やりがいを感じました。将来的にはライフステージの変化もあると思うので、若いうちこそ仕事に集中して急カーブの成長を目指し、自分のキャリアを築いていきたいと考えていました。

二つ目に、グローバルで多様性のある環境かどうかです。中学の頃から周囲に帰国子女の友達が多く、他の国の文化や自分とは異なる価値観に触れて、視野が広がる経験をしていたので、自分の成長のためにも多様性のある環境で働きたいと思っていました。

そして三つ目が、風通しの良い職場かどうかです。就職活動をする中で感じたのは、社員の方とお会いすると会社の雰囲気が自然に伝わってくるということ。フレンドリーで話しやすい方や、一緒に働きたいと思える方が多い会社は、やはり魅力に感じました。

P&Gジャパンについては、合同説明会に参加して興味を持ちました。話を聞いて、成長できる環境や風通しの良さなど、自分の条件とぴったり合致していたからです。職種別採用をしていたので、興味を持った仕事についていくつか説明を受け、セールスのインターンシップに参加してみることに。一般的に営業というと、あくまでも「お客さま」という扱いで、担当する小売店さまとコミュニケーションを取りながら商品を提案していくイメージを持っていましたが、P&Gジャパンのセールスは、データをもとにお互いの利益を追求するパートナーシップのイメージに近いものでした。

データをもとに課題を抽出し
小売店さまの経営改善に貢献できる

インターンシップは1日のプログラムで、会社や仕事の説明の後、5人ほどのグループに分かれて、セールスコンペを行いました。ロールプレイの形式で、小売店のバイヤー役の先輩社員に商品をプレゼンテーションするのですが、担当営業先のデータはもちろん、P&Gジャパンが独自に分析したデータもあり驚きました。各種データを分析し、お客さまの店舗全体の売上拡大につなげていく過程に面白みを感じましたね。また、セールスとして入社した後に、幅広いキャリアの可能性があることも魅力でした。社員の方も、真剣に仕事に向き合っているポジティブな方が多く、若い人の意見もフラットに受け止めてくれる。グローバルなネットワークもあり、圧倒的に早く成長できる環境だと思い、入社を決断しました。

入社後は、1カ月半のトレーニングが終わるとすぐにお店回りを始め、7月から関西の大手総合スーパーの洗剤カテゴリーを担当。競合他社では40代の係長クラスの方が担うような仕事を一人で任されました。困ったときは先輩に相談しながら、入社1年目にして貴重な経験ができました。3年目からは希望していた本社の営業企画に異動。電動歯ブラシの担当として全国の量販店向け営業プラン策定やキャンペーン企画を行っています。数億円規模の売上を背負うため責任は重大。しかし、自分の立てたプランによって、まだ日本ではなじみの薄い電動歯ブラシを普及させ、人々のより良い生活への貢献を実感できる、インパクトの大きな仕事にやりがいを感じています。

この会社の
女性活躍推進の取り組み

フレックスタイムや在宅勤務など、働き方に高い柔軟性がある。これにより、子育てや介護、家事の役割分担などを決定する上で、個人のニーズに合った働き方の選択が可能になっている


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