2023/5/10 更新

インターンシップで体感する

コンサルタントの仕事の本質

コンサルタントとして働く醍醐味とは何か、各社で経験できる仕事や得られる成長はどう違うのか。インターンシップ参加を経て、コンサルティングファームへの入社を決めた先輩たちの体験談をのぞいてみよう。

デロイト トーマツ コンサルティング

各分野のエキスパートの力を結集して
クライアントの期待を上回る成果を出す

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Enterprise Technology & Performance Division
Consultant
野村祐介

慶應義塾大学文学部卒、筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。大学4年次にはオックスフォード大学への短期留学を経験。入社後は中央省庁をクライアントとした経済支援政策プロジェクトや大手通信会社の基幹業務改革プロジェクトに従事

就職活動を始めた当初、業界の志望が定まっていなかった私は、まず複数の会社を一度に見て回れる合同説明会に参加し、気になる業界や仕事を探しました。活動を続けるうちに感じたのは、やはり実際に経験してみなければ、どんな仕事が自分に合っているのか分からないということ。だからこそ、「いろいろな業界、いろいろな会社と接点を持ちながら自分自身の知見を広げられる仕事がしたい」と思うようになりました。

その観点から興味を持ったのが、コンサルティングファームや商社、大手銀行です。特にコンサルティングファームは、どんな仕事をしているのかが分かりそうで分からない業界でした。クライアントの経営課題について議論して、資料を作って、提案して・・・・・・という漠然としたイメージしか持っていなかったので、仕事を理解する上でインターンシップはとても良い経験になりました。

中でも、デロイトトーマツコンサルティング(以下、DTC)のインターンシップは非常に印象に残っています。当時私が参加したのは5日間のプログラムで、DTCが手掛けてきたプロジェクトをベースにした課題が与えられます。私が参加した年の課題は、人口減少による過疎化に悩む地方公共団体をクライアントに想定し、リサーチから戦略の策定、報告資料の作成、プレゼンテーションまでを行うものでした。学生4、5人が1チームになり、マネジャー以上のベテラン社員と、シニアコンサルタントの若手社員の2名がメンターとしてサポート。デジタルサイネージを活用して観光収入を増やす方法を考えていきました。机上で考えるだけでなく、実際にデジタルサイネージが使われている現場を見に行ったり、国会図書館に調べものに行ったりもしました。メンターは学生の主体性を尊重して見守りつつ、こちらからの問いかけには丁寧にフィードバックしてくれる。柔らかい口調ながら、的を射た厳しい指摘をもらい、学びも多かったです。

何より良かったのは、現実のプロジェクトを題材に使っていた点です。分析ではどんなデータを使ったのか、どういう思考のプロセスをたどったのか、実際にプロジェクトを担当した社員から話を聞く機会もあり、コンサルティングの仕事の解像度が一気に上がったことを覚えています。構想部分だけではなく、戦略からテクノロジーを活用した実行までE2E(エンドツーエンド)で支援する仕事であることを理解できました。就職先をコンサルティング業界に絞り込み、中でも魅力的な人たちが多かったDTCへの入社を決めました。

利他の心を持つ仲間と共に
自己成長とクライアントへの貢献を繰り返していける

入社後、最初に参画したのは、中央省庁をクライアントとする経済支援対策のプロジェクトです。コロナ禍で収益が減った事業主への給付金支給に関して、審査のサポートなどを行いました。デロイト トーマツ グループ内の弁護士や会計士などとのやり取りも多く、さまざまな分野のエキスパートが集まってプロジェクトが進んでいることを実感。多くの刺激を受け、自分自身も成長していかなくてはと強く思いました。

現在は、大手通信会社グループのプロジェクトに従事し、固定資産管理の担当として、新たな基幹業務システムへの移行をリードしています。自分自身も専門性を確立していきたいと、ソフトウエアの認定資格を取得するなど、財務関係の勉強をしてきました。しかし、次第にクライアントの期待値を上回る難しさを感じるようになりました。クライアントが求めているのは、単なる知識や情報の提供ではありません。新たな知見を提案できてこそ価値が生まれるのです。目的はクライアントの変革を実現することであり、自分の成長はそのための手段であることを最近、改めて痛感しています。

プロジェクト成功のために自分自身を磨き、成長した分、さらにクライアントに貢献していく。利他の心を忘れず、このサイクルを回していくことがコンサルティングの仕事をしていく上で重要だと考えています。

DTCではグローバル共通の価値観として「Take care of each other」を掲げていますが、まさに他者を尊重し、相互にサポートし合う文化が根付いていると感じています。今の目標は、これを体現するコンサルタントになることです。「この分野なら野村」と言われるような確固たる専門領域を築いて、クライアントの期待値を上回る価値を提供し、チームが苦しいときほど積極的にサポートできるような存在になりたいと思っています。

実際にあったプロジェクトをもとにした課題を通じ、経営コンサルティング業務を体感できる5日間のプログラムに参加

入社後3年間でより実感!コンサルタントの仕事の本質

中央省庁による
経済支援施策に貢献

さまざまな領域の専門家とプロジェクトを進める中で、コンサルティングは人の力で成り立つビジネスだと実感。自分自身も一層専門性を高めたいと考えるようになりました

大手通信会社の
新プロジェクトに参画

固定資産管理プロジェクトがスタート。クライアントの期待値を上回る難しさを実感するようになり、ソフトウエア資格を取得するなど専門性の確立に努めました

クライアントと対峙し
システム移行をリード

新システムへの移行をリードする中で、課題抽出から戦略の立案、課題解決のためのシステムの導入まで一貫して手掛ける難しさと、面白みを実感しました


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