2019/10/25 更新 20代15人、就職の決め手

【三井住友銀行】逆境を乗り越えるための原動力を見つけ自身の付加価値を高められる環境を見極めて

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“自分にベスト”な1社を見極めるには?
20代15人、就職の決め手
「自分に合う会社」って一体どうすれば見つかるんだろう? その答えを探るべく、この特集では、トップカンパニーでイキイキと働く先輩たちに、就職先選びで重視したことを聞いてみた。自分に最も合った会社とは何か、先輩たちの実体験を通して、“ベストな1社”を選ぶためのヒントを教えてもらおう。

三井住友銀行

人事部 採用グループ
部長代理補
高瀬雄大氏
幼少期からサッカーに打ち込み、U-15日本代表として活躍した経験を持つ。高校卒業後は立教大学経営学部に進学、体育会サッカー部に所属。入行後は約5年間、法人営業担当として中小から大企業まで幅広い企業を担当。現在は人事部採用グループにて採用業務を担う

私は人生の大半をサッカーにささげてきました。小学生のときに日本代表に選ばれ、現在も代表として活躍する選手の多くと共に汗を流した日々。残念ながらプロになる夢はかないませんでしたが、いつか胸を張って彼らと会える人間に成長することを決意し、大学に進学。就職する道を選びました。
「テレビが好き」という理由でテレビ局や広告代理店の選考を受けていた私が、憧れのテレビ局の内定を前に踏みとどまったのも、この決意を忘れていなかったから。かつて、監督やチームメイト、両親の信頼に応えたいとボールを追いかけたあの頃のように、お客さまの信頼に応えるために全力になれる環境で働いてこそ、チームメイトに誇れる人間に成長することができると考え、就職活動を再開。三井住友銀行に出会いました。お客さまとの信頼関係がなければ成り立たない金融業界のビジネスこそ、何より私が求めていたもの。就職活動中、本気で仕事に向き合う行員の姿に触れ、この環境で先輩の背中を追いかけながら切磋琢磨することで、大きな成長が得られると確信し、入行を決めました。

信頼に応えたいという情熱が前例のないスキームを生み出す



成長の手応えを感じたのは、担当企業を持ち始めて半年程した3年目の4月。ゴルフ場向けに芝刈機を販売するメーカーのお客さまを引き継いだときのことでした。当初、新人営業担当者である私に対するお客さまからの信頼はゼロに等しく、ビジネスの話をすることさえ困難が伴いました。そこで私は、あらゆる情報を集め、自分なりの経営課題をぶつけることに。反応を見ては上司に相談しながら、真のニーズを考え続けました。少しでもお客さまの考えに触れようと、時には社長の食の好みを聞き出し、同じ店を訪れたこともありましたね。すると、徐々に社員にも明かしていない経営状況を話していただけるまでになりました。
その結果判明したのは、国内マーケットが縮小傾向にあるゴルフ業界の厳しい現実。若いプレーヤーが減少するゴルフ業界では、ゴルフ場の数が年々減少し、経営が困難な状況にありました。こうした厳しい環境下で、メーカーから機械を買い取りゴルフ場に貸し出すリース会社も、損失リスク回避のために製品の購入に難色を示すことも。そこで、新たな収益の柱を求め海外進出を目指しましたが、品質が良くても海外ブランドに比べ割高な同社製品のニーズは少なく、道半ばで中断している状況。お客さまはもちろん、ゴルフ場、リース会社それぞれの利益につながるような、ビジネスモデルを提案することが急務でした。
自分を信頼し、経営課題を打ち明けてくださった社長の信頼に何としても応えたい。その一心で私は、三井住友銀行のグループ企業であるリース会社に、損失リスクを回避できる新たなビジネスモデルは作れないかと相談を持ちかけました。前例がないことを理由に難色を示されましたが、社外のリース会社のベテラン社員たちを必死で説得。10名ほどのプロジェクトチームを発足しました。そして、国内の売上向上に寄与するだけでなく、中断していたお客さまの海外進出まで実現するという画期的なリーススキームの創出に成功。こうした努力の結果、お客さまの売り上げは数億円単位で増加し、業績改善に大きく貢献することができました。経験が浅く、知識も十分ではない私が、お客さまからの信頼に応えることを原動力に、大きな成果をあげることができた瞬間でした。
この経験を通して感じたのは、金融業界は“会社”ではなく“自分自身”を信頼していただくために必要なビジネススキルや人間力を磨くことができる、絶好の環境であるということ。目標となる先輩行員が大勢いることだけではなく、お客さまの課題に真摯に向き合うことで付加価値が高まる、当行の仕事に出会えたことは幸運でした。
自身の成長を望む学生の皆さんにも、困難を乗り越える原動力を見つけること、そして自分自身の人間力・市場価値が磨ける仕事を見つけることを強くお勧めしたいと思いますね。 

この会社を選んだ決め手

信頼関係の上でしか成り立たないビジネスに携わり、成長できる

金融ビジネスはいわばサービス業。扱うものに形はなく、お客さまの課題に応じて内容は異なります。また経営に関わる分野ゆえ、規模も責任も非常に大きなことが特徴です。そんな仕事を、私個人を信頼して任せてくださるお客さまのために全力を尽くすことで、より成長できると感じました

「努力しても到底追いつけない」そう思わせてくれた先輩行員

多くの企業で社員にお会いしましたが、数年後の自身の姿が思い描けなかったのは三井住友銀行だけでした。高い視点で理想を語る先輩行員の姿は、どれだけ努力をしても追いつけないと思わせてくれるほど偉大でした。そんな先輩の背中を追いかけ続ければ、より成長できると確信しましたね

若手から経営層・役員に対してビジネスの提案ができる仕事

金融ビジネスにおける商談相手の大半は経営者です。私の父が会社を経営していることもあり、経営視点に興味を持っていました。そんな私にとって、若手のうちから、自分の倍以上の長い人生経験を持った経営者の方々と、対等にビジネスの話ができる環境は、とても魅力的に感じました

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